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★悪質なデータ復旧詐欺が札幌市内で多発しています<随時更新中>
ハードディスクのトラブル対応と注意点
データ復旧や救出の場合、最も重要となるのがデータを記憶しているハードディスクで、
このハードディスクのトラブル症状に応じた復旧作業ができるかで、
データやファイルが救出できるかが決まってきます。
市販でもデータ復元ソフトが販売されており、専門的な知識がなくても
ソフトで簡単にデータ復旧や救出ができるように見えるのですが、
当社でも色々な市販の復元ソフトを検証した結果、あくまで簡単な症例での復元にしか対応しておらず、
復元ソフトによって、復元結果がバラバラという結果が出ております。
また、ハードディスクのトラブルにはシステムエラー等による論理的障害の他に、
ハードディスク部品の障害による物理的障害があります。
いずれの障害の場合も、安易に復旧作業や救出作業をおこなうと、
データやファイルへのアクセス量を増やすことがデータを破壊する危険性があります。
ハードディスクトラブルの種類
ハードディスクはレコードやCDで音楽をかけることに似ています。
ハードディスクにも、レコードやCDのような円盤(プラッター)があり、
これを針やレーザーで読み込む部分と同じ、ヘッドと呼ばれる部分があります。
これらの部品が損傷したりすることで、ハードディスクはトラブルを起こします。
■PCB損傷
ハードディスクの動きをコントロールするメインの基板部分です。
ここが破壊されると、ハードディスクの動きを
コントロールできないので、データの読み込みができなくなります。
原因の多くは電気的衝撃がほとんどで、
雷がや渦電流が原因となる場合が多いです。
■ファームウェア損傷
パソコンを動かすためにWindowsが必要なように
ハードディスクを動かすためには
ファームウェアというソフトウェアが必要で、
ハードディスクに内蔵されています。
このソフトのプログラムが壊れると、
PCB損傷と同様にハードディスクのコントロールが不可能となります。
■磁気ヘッド損傷
レコードでいうと針、CDなら読み込むためのレーザー、
ハードディスクはこの磁気ヘッドがプラッターと呼ばれる
円盤の情報を読み取ります。
この磁気ヘッドとプラッターの間は僅か0.00001mmしかなく、
僅かな衝撃やホコリ等で損傷してしまう場合があります。
この損傷は悪化するとプラッタに傷をつけてしまい復旧が困難になってしまいます。
■磁気ヘッドの吸着
磁気ヘッドがプラッター上で固まって動かなくなる症状です。
主に湿気などが原因で、磁気ヘッドが吸着するのが原因です。
この場合、電源を入れっぱなしにすると、
症状が悪化する危険性が高いため、
電源を早急に消す必要性があります。
■プラッター損傷
磁気ヘッドがプラッターに落下することで傷がついてしまい
読み込みができなくなる症状です。
原因は様々ありますが、ハードディスクが動いている最中に
電源を切った場合や、パソコンへの衝撃などによって
磁気ヘッドがプラッター上に落ちることが原因の多くです。
復旧の難易度は高い症状の一つです。
■スピンドルモーター損傷
プラッターを回すモーターに異常が発生し、
プラッター回らない症状や、すぐに止まってしまう症状が出ます。
こうなると、ハードディスクは認識されず、
モーター部分の修理が必要となりますが、
原因の特定と修理には熟練した技術が必要となります。
■不良セクター
プラッターと呼ばれるディスク(円盤)部分は磁気を帯びており、この磁気の情報によりハードディスク全体のデータを構成しています。
しかしながら、この磁気が年月を経て弱くなったり、衝撃によって損傷すると、
「セクター」と呼ばれる磁気の箱。レコードやCDでいうと、音符の一つ一つでしょうか。
これが壊れてしまい、その部分が読み込めなくなります。
通常ですと、セクターが壊れても代わりのセクターに自動的に移動してトラブルを防ぐのですが、
損傷の数が多くなると、代わりのセクターも無くなるため、Windowsの起動不良や
パソコンの動作が遅くなるなどのトラブルが発生します。
また、パソコンが遅くなったからといって「エラーチェック」や「デフラグ」をおこなう方も多いですが、
エラーチェックやデフラグは全てのデータにアクセスする必要があるため、
更にセクターの損傷を増やし、ハードディスクの寿命を短くする恐れがあります。
ハードディスクの修復にはクリーンルームが必要
このように、ハードディスクのトラブルは非常に精密なものが多いため、
特に物理的障害を修復するためには、ホコリやゴミひとつ無い、
高気密なクリーンルームが必須となります。
このクリーンルームで修復作業をおこうことができるデータ復旧業者は日本国内でも僅かですが、
札幌データ復元堂では、クリーンルームでの作業が必要な難易度SSSのハードディスク修復も対応可能です。
このように、ハードディスクは非常に繊細な部品ですので、
知識や技術なしに、自力で復旧をおこなうことは非常に危険です。
私達のところに寄せられるご依頼の中にも、自力で復旧作業をおこなったり、
技術を持っていない業者へ依頼したがために、
復旧できたはずのデータの復旧率が落ちてしまったという事が多々あります。
まずはデータ復旧とファイル救出を再優先にするためにも、専門家へ相談しましょう。
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