データ復旧業者は札幌や北海道以外にも全国に数多く存在し、

中には全国各地から障害メディアを集め、データ復旧をおこなっている業者もあります。

しかしながら、重度の物理障害を復旧できる業者となると、

非常に高額な復旧設備と技術力が必要となるため、

対応できる業者の数は少ないのが現状です。

このため、重度物理障害となると、やはり金額的に高くなってしまうのですが、

これを逆手に取って、単なるデータ障害を物理的障害と診断し、

高額な金額を見積もる業者が跡を絶ちません。

 

よく、お客様から、他の業者から見積もりを取ったら高かったので・・・

というご相談のお電話をいただくのですが、

先日、お問い合わせをいただいた札幌のお客様は、外付けハードディスクに保存していた、

子供が0歳からの写真や動画が見れなくなったとのことで、

ハードディスクを挿しても「フォーマットしてください」と表示されるご様子。

障害の種類としてはよくあるパターンですが、

全国規模で展開しているデータ復旧業者に電話したところ、

電話だけで「重度の物理的障害だから30万円かかる」と言われたらしく

「そんなにかかるのでしょうか・・・もしそんなにかかるのでしたら

 子供の写真は諦めなくてはなりません・・・」と、

不安げにお話をされていました。

 

正直言って、フォーマット要求される障害内容を、

電話だけで重度の物理的障害と実際に診断もせずに見積もりを出すとは全くの論外です。

確かに物理的な障害の可能性もありますが、

単なるデータ的な障害で内部のデータを読み込めなくなっているケースもありますし、

どちらにしても、30万円は当社から見ても高過ぎる金額です。

 

出張でお伺いし、外付けハードディスクをお預かりし検査してみたところ、

やはりデータ障害で、二日間の作業でほぼ全てのデータを復旧。

料金も高額見積もり業者の10分の一程度で収まり、

お母さんは、こんな値段で子供の写真を取り戻せた!と大喜びなのと同時に、

高額見積もりをした業者への怒りを露わにしていました。

 

こういった業者を、我々は「思い出を人質にする業者」と呼んでいます。